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構造としての神―超越的社会学入門

◆『構造としての神―超越的社会学入門

この本は、トランスパーソナル心理学(超個人心理学)の成果を宗教社会学の分野に注入して、宗教社会学の視野を拡大することを目的とする。それは人類の歴史と社会を、超個人的な次元へと向かう一種の目的論的な視点からとらえ直し新たな意味付けをする壮大な試みでもある。

ここでは第2章の内容にのみ簡単にふれる。

第2章「構造的組織体の階層秩序」では、ピアジェなどの正統的発達心理学の階層秩序に超個人的な次元を加えている。発達心理学は、古層レベル、呪術的レベル(アニミズム、ピアジェの前操作的思考)、神話的レベル(具体操作的思考)、合理的レベル(形式操作的思考)という階層秩序を想定する。また、このような発達心理学的・個体発生的な階層秩序は、原始旧石器時代の呪術、古典的な宗教的神話、現代の合理科学という、歴史的(系統発生的)な階層に、それぞれ深層構造において対応すると思われる。  この対応を踏まえてウィルバーの次の印象深い言葉を読んでほしい。

「現在までの進化のコースをみるがよい。アメーバから人類までの道のりを! それならば、このアメーバから人間への進化率を未来の進化に適用したらどうであろうか。つまりアメーバが人間に対する関係は、人間がXに対する関係に等しいのである。Xとは何か? この「X」が、本当にオメガ点、ガイスト、超越心(スーパーマインド)、霊であるかもしれないと言ったら嘲笑されるだろうか。下意識が自己意識に対するのは、自己意識が超意識に対する関係に等しいのではないか。前個人的なそれは個人的なそれに道をゆずり、個人的なそれは超個人的なそれに道をゆずるのではないであろうか。あのブラフマンはたんに進化の根拠であるだけではなく、その目標でもあるのではないであろうか。」

つまりウィルバーは、合理的思考よりさらに高いレベルがあることを示す。それは、発達心理学的に個人が、さらに高度な意識レベルに至ることを意味するが、同時に、人間の文化全体が、さらに高度なレベルへと進化する可能性をも示唆する。  

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